高血圧で高脂血症の人向けの食事

高血圧と高脂血症を併発している方の血管は、動脈硬化が進みやすい状態になっています。高血圧によって負担がかかって硬くなった血管の内部を高脂血症によってドロドロとした血液が流れていくため、症状が進行しやすくなり心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を引き起こすことにつながります。高血圧・高脂血症は生活習慣、主に食事を改善して血圧とコレステロールを調整していくことが大切です。
高血圧に大敵なのは塩分です。ナトリウムの摂り過ぎは血液量が増えて、血管を収縮させる作用が強くなるので、血圧を上げてしまいます。みそ汁やラーメンの汁物には塩分が多く含まれているので、大量に摂るのは控えるようにします。漬物や佃煮などの塩分の高い食品も同様に量を減らしましょう。調理の時にも減塩を心掛けてダシで味を調節し、調味料もなるべく使わないようにします。体内の余分なナトリウムを排出する働きを持つカリウムが含まれている食品も、高血圧の防止になります。
高脂血症では、必要以上にカロリーを取り過ぎないように気を付けて、中性脂肪の合成を抑えるようにします。バターや肉の脂身などの動物性脂肪分の摂取は控えて、調理の油も不飽和脂肪酸であるオリーブオイルやごま油などを利用するようにしてください。
食品の中には、もともとコレステロールを多く含んでいる物があり、例としては霜降り牛肉、いくら、たらこ、うなぎ、バター、チーズ、生クリームなどがあります。こうしたコレステロール値の高い食べ物は量を控えめにして、血中のコレステロール値が高い場合の食品からの摂取量の目安になる、1日300mgを超えないようにしてください。
栄養成分のバランスのとれた食事メニューを作り、豆腐・青魚・赤身肉などの良質のたんぱく質と、ビタミン・ミネラル・食物繊維を多く含んだ野菜や果物、そして海藻やきのこなどもコレステロール減少に欠かせない食材です。主食であるごはんや麺類などの炭水化物もしっかり食べるようにしますが、食べ過ぎると中性脂肪が増える原因になるため、適度な量にします。砂糖の使用も抑えるようにして、糖分が多く含まれているお菓子やジュースなどは控えて、カロリーの少ないお茶や水などで水分を補うようにして、おやつにはフルーツなどを食べるようにしますが、やはり食べ過ぎは注意です。外食の際は塩分と脂肪分、そしてカロリーの摂取に気を付けてサラダなどの野菜やフルーツを多く食べるようにします。